みなさんは靴の中に入れるインソールやアーチパットを入れて靴を履いてはいないでしょうか?
足に痛みの症状があって入れている方もいれば、タコやイボに体重がかからないように入れる方もいるでしょう。
もしくは何となく良さそうだから入れている方もいるかもしれません。
でも、ちょっと待ってください!!!
そのインソールやアーチパッドは専門家が処方したものですか?
自己判断で入れていませんか?
何となく、痛くなる場所をさけるために無理にインソールやアーチパッドを入れるのは、体を歪ませて壊す原因になってしまうかもしれません。
インソールやアーチパッドによる矯正は常に足の裏から刺激が入って体全体に情報が伝わってしまいますので、悪い刺激によって間違った情報が体に伝わり続けてしまう恐れがあります。
靴を脱ぐまでその刺激が続いてしまうため、長い時間、体が歪んでしまうことになります。
だからインソールやアーチパッドに関しては慎重に考えたほうがいいです。
足の専門家やプロの治療家に体を見てもらって処方してもらうことをオススメします。
「でも私は専門家のいる靴屋さんに選んでもらったのに・・・」と言う方もいらっしゃるでしょう。
確かに靴屋さんによっては足の形状を測って、それに合ったインソールやアーチパッドなどを選んで処方してくれるでしょう。
しかし、靴屋さんは靴の専門家であって体の専門家ではありません。
それにその場で足の形状を計測して合うものを選んだとしても、ご本人が歩いてみないと分かりません。
マニュアルに当てはめても動いてみるまで分かりません。
基本的にインソールやアーチパッドはその個人の動きにあったものを処方しなければなりません。
プロの世界ではインソールやアーチパッドを処方する時には、テーピングや徒手誘導によって何度も歩く動作がどう変化するかを確認します。
そうやって何度も動かして確認してみて、その人個人にあったものを処方します。
インソールやアーチパッドもその人にあった形に削ったり、カットしたりします。
プロはミリ単位でインソールやアーチパッドを削って体の動きを誘導しますので、職人技です。
それぐらい微妙な調整が必要なものなのです。
だから足が痛いからといって適当にインソールやアーチパッドを入れるのは止めた方がいいでしょう。
あと体が変化して良くなったのに、変わらず同じインソールやアーチパッドをそのまま使い続ける人がいますが、それもよくありません。
前と今とでは体の状態も変わっていますので、前の状態で必要だったものを今も使い続けることは逆に体を歪ませ壊してしまう結果になるかもしれません。
いい専門家は定期的に調整をしてくれます。
その時その状態で最も必要なものを提供するのがプロです。
だからインソールやアーチパッドを入れるなら定期的な点検は必要不可欠だと思います。
そもそも足が痛くてインソールやアーチパッドを入れるのであるなら、まずは体を整えることから始めましょう。
足の問題はなんでもインソールやアーチパッドで解決しようとするのはどうかと思います。
なにも入れなくていい方が自然ではないでしょうか?
まず、足の痛みの問題になっている原因を体を整えることで解決していくことです。
その過程でインソールやアーチパッドを用いることはあると思いますが、キネシオテープなどで事足りる場合もよくあります。
もしくは体の調整だけで済む場合も少なくはありません。
実際、私の治療院では間違ったインソールやアーチパッドを入れた靴を履いた患者さんが来られます。
治療院の中は靴は履いていませんので、施術後に痛みなく歩けていても、靴を履いて生活しているとまた痛みが戻ってしまうことがありました。
そういった場合、靴の中のインソールやアーチパッドを全て取り除いてもらうことで、痛みが再び出ることはありませんでした。
だから、足が痛いと思った場合は靴の中変えるのではなく、歪んでしまった体を整えることを優先しましょう。
もちろん整形外科など病院で検査してもらうことも忘れないようにしてください。
もし、病院に行っても靴にインソールやアーチパッドを入れても足の痛みが変わらないのであれば、一度、体全身を整えてみるといいでしょう。
案外、問題だと思っていた足に原因がないかもしれませんよ。
固定観念はどツボにハマります。
早めに頭を切り替えて、健康な体になってください。
おしまい、、、