「肩こり」と3つのタイプ

一般的に「肩こり」と呼ばれている症状には、大きく3つのタイプがあります。

 

 

3つのタイプは、どの方向からの影響で「肩こり」が生じているのかによって分けられます。

 

 

 

1つは、頭のほうからきているもの。

 

 

2つは、腕の疲れからきているもの。

 

 

3つは、足腰の疲れからきているもの。

 

 

 

まず、頭を使うような精神的な緊張状態が続いたり、目を疲労させた場合は、首から肩にかけて肩が凝ります。

 

 

緊張状態が続くとストレスが溜まって、関連する頭や首の後ろの筋肉が疲労し、バランスが崩れて肩が凝ります。

 

 

次に、腕の使い過ぎによる疲労が影響している場合は、肩甲骨や腕を通して肩から首、背中にかけて凝ります。

 

 

もっと末端の手や手首の腱鞘炎からくる肩こりもあります。

 

 

こうした腕や手に問題がある場合には、胸の大胸筋が肩を前方に引っ張られることに反応して、首や肩が緊張して肩が凝ります。

 

 

無理な姿勢や運動で足に疲れが溜まって、その疲労が腰や股関節に影響して、胸や背中を伝って、肩こりを引き起こすこともあります。

 

 

 

「肩こり」というと、誰でもたいてい肩を温めたり、マッサージするでしょう。

 

 

整形外科でも、そのような処置をすることが多いです。

 

 

しかし、「肩こり」の名前に引っ張られて、肩にばかり処置を施すので、なかなか改善しません。

 

 

例えば、足からきている「肩こり」は、足や腰の問題を解決しないと良くなりません。

 

 

同様に、腕のほうに原因があるのか、頭のほうに原因があるのか、はたまた複合しているのか、原因を判断して治さないといけません。

 

 

初めて来る患者さんで、肩こりを治しに来たのに、足腰や頭を施術されて、戸惑う方もいらっしゃいます。

 

 

しかし、3つのタイプから原因を深く探っていき、影響していることが分かって、肩こりが緩和されたら、納得されます。

 

 

 

だから、言葉に騙されてはいけません。

 

 

 

「肩こり」というと、肩が原因だと思ってしまいがちですが、肩が凝っているという状態を表しているだけです。

 

 

なにも原因を表している言葉ではありません。

 

 

「肩こり」ということで、凝りがとれないのに、肩だけ処置し続けるのは言葉に翻弄されている状態だと思います。

 

 

いつでも問題の答えは私たちの気がつきにくい隠れたところにあります。

 

 

あなたも、症状の表面ばかり見ないで、一見関係なさそうなところに注意をしてみてください。

 

 

きっと、今まで気がつかなかったヒントが見つかるはずです。

 

 

 

おしまい、、、

 

 

 

 

 

 

 

すぐる式整体院~ CUBISM(キュビズム) ~


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