あなたは肩こりや腰痛に深く関係している肩甲骨を知っているでしょうか?
肩甲骨とは背中にある羽の様な骨で、胸郭の上を滑るように動きます。
肩甲骨はさまざまな方向に自由に動く骨です。
それは、肩甲骨は鎖骨と関節を成していますが、あとは筋肉で支持しているためです。
この肩甲骨を支える筋肉は、以下の17もの筋肉で構成されています。
僧帽筋、大菱形筋、小菱形筋、広背筋、小胸筋、前鋸筋、肩甲挙筋、肩甲舌骨筋、上腕三頭筋、上腕二頭筋、烏口腕筋、三角筋、大円筋、小円筋、棘上筋、棘下筋、肩甲下筋。
これらの筋肉は肩こりや腰痛の原因と関係していることがあります。
つまり、肩甲骨の動きを良くすることは、肩こりや腰痛から解放されるために大事なことです。
「肩甲骨まわし」や「肩甲骨はがし」など本などにある体操でもいいのでやってみて下さい。
もちろん、肩甲骨の動きを良くするだけで、肩こりや腰痛の問題をすべて解決することは難しいですが、肩甲骨の動きを出すことで緩和されることがあります。
肩こりや腰痛がヒドい人、また普段カラダを動かさない人は、初めは肩甲骨が動きにくいかもしれません。
でもちょっと肩甲骨を動かし続けていると、ほぐれてきて動くようになります。
本当は各方向に分けて動かすと良いですが、初めは片方づつ、グルグルとぶん回すだけでも良いと思います。
その際、気をつけたいのが肩甲骨でなく、腕を回さないようにして下さい。
背中の肩甲骨がゴリゴリと動く感じを実感してください。
やってると次第に、動かしにくい方向や引っかかる方向などが分かるようになります。
分かってきたら、動かしにくい方向を集中的に動かしたりするといいでしょう。
慣れてくれば、応用としてピンポイントでほぐす方法もあります。
ぜひ、体感してもらいたいですね。
ちなみに、巷では肩こり治療法として「肩甲骨はがし」や「肩甲骨まわし」で、肩こりが治ると紹介されているが、ハッキリ言って治らないでしょう。
現代の肩こりは、さまざま原因が混在していますので、肩甲骨が少し動くようになっただけでは無理です。
身体的な問題以外にも精神的な問題も混在しています。
それだけ、現代人の肩こりは難しい問題になったと感じます。
本当に肩こりを何とかしたいなら、専門家に観てもらい、原因を断つのがいいでしょう。
自分でも何とかできるかもしれませんが、大変難しく、時間がかかります。
初めに紹介したように肩甲骨に関係する筋肉だけでも、約17もあります。
素人には問題を特定するだけでも、困難なことかもしれません。
それなら、専門家に任せるところは任せて、あとはセルフケアで肩甲骨を動かす方が、何倍も早く肩こりを断つことができるでしょう。
話を戻します。
肩甲骨が自由に動くことは、重要なことです。
そのためには、肩甲骨と関係する筋肉が正常でなければなりません。
もし、肩こりや腰痛があるなら肩甲骨を動かしてみて下さい。
肩甲骨の動きに異常があることが分かるかもしれません。
そうしたら、ほぐれるまで動かしてみましょう。
それで症状が少し緩和されることを実感できれば、肩甲骨の動きが肩こりや腰痛と関係していることが理解できるかもしれません。
おしまい、、、