腰痛を改善する方法として骨盤矯正がメジャーですが、骨盤矯正をすれば腰痛が良くなると思っていませんか?
実際は、骨盤矯正で骨の歪みを正しても腰痛が改善しないケースは多くあります。
それはなぜか?
それには理由があります。
そして答えはシンプルです。
ズバリ、骨盤矯正で腰痛が改善しない理由は「そこに痛みの原因がないから」です。
「・・・」
当たり前すぎる答えだと思いましたか?
それはその通りで、当たり前すぎてわざわざ書く必要はないかもしれません。
しかし頭では理解はできていても、毎回、整骨院や整体に行くと骨盤矯正されて、体に良いことした気になっていませんか?
事実、腰痛は良くならないけど骨盤矯正を続ければ改善すると信じて通っている人は沢山いらっしゃいます。
いくら骨盤矯正を続けても、本当の痛みの原因をとらえていないと意味がありません。
時間とお金だけが無駄になるだけならまだしも、的外れな刺激を体に与え続けることは逆に体を悪化させる原因にもなりかねません。
せっかく、一生懸命努力して通院したのに、逆に体を悪くしていたんでは本末転倒です。
こういった状況にある人は早く止めましょう。
ではなぜ、骨の歪みだけを正しても腰痛が改善しないのか?
その答えは、人の体の構造や仕組みを知ることで納得できるでしょう。
そもそも、骨の歪みだけが痛みを起こしているわけではありません。
痛みを起こす原因は、筋肉、血管、神経、靭帯、内臓、骨、関節、それらを包みこむ膜組織などにあるわけです。
だから単純に骨の位置がズレているから、骨の位置を戻して正せば良いという話ではないのです。
急性腰痛で単純な場合は、それで良くなることはあるかもしれませんが、多くの場合は問題が複雑化しているのでそうはいきません。
特に慢性化している腰痛は、複雑になっているので問題をひとつひとつ紐解いていく必要があります。
あと、多くの腰痛患者さんは、自分が痛いと感じているところに原因があると考えがちですが、以外と痛みを感じている場所とは違うところに原因があったりします。
自分が痛いと感じているから、そこを矯正してくれっと言って施術してもらうのはとんでもないことです。
そのことを受けて何も考えず矯正してしまう治療家も大問題です。
決して骨盤矯正という手段が悪いと言っているわけではありません。
そこは勘違いしないでくださいね。
骨盤矯正というのは方法であって一手段でしかありません。
本当に骨盤の歪みが腰痛の原因であれば骨盤矯正という手段を用いるのは問題ありません。
でも、腰痛の原因はすべて骨盤の歪みだから骨盤矯正するんだという考えは浅すぎます。
よく整骨院や整体院で骨盤矯正メニューとか腰集中コースといったピンポイントに絞った部分施術がありますが、患者さんを観る前から施術する内容が決まっているなんてオカシイですよね。
腰痛の原因はひとりひとり違うので、その度に評価しながら、施術する内容を決めていかなければなりません。
治療家が体をみて、あなたにはこの施術が必要だからこのコースにしなさいというならまだ分かりますが、初めから患者さんが骨盤矯正コースを選ぶことは本当にあり得ないことなのです。
まあ、「私は骨盤矯正だけですべての体の問題を取れる治療家だ」というのであれば可能なのかもしれませんが、、、。
話を戻して、なぜ骨盤矯正だけで腰痛が改善できないか少しお分かり頂けたでしょうか?
腰痛の原因に関しては本当にいろいろあるので今後、症例として紹介していきます。
今日知ってほしいことは、腰痛は骨の歪みだけが原因でないので、骨盤矯正だけで腰痛を改善するのは無理があって、現状、骨盤矯正しても腰痛が良くなっていないなら一旦骨盤矯正を止める必要があるということです。
先日、スイス旅行に行っておられた患者様からお土産にチョコレート頂きました。
結構、濃厚な味で美味しかったです。
難点なのはスイスでしか売ってないかもしれないので、また食べたくなっても食べれません。
国内で買えたらまた食べたいなあと思います。
おしまい、、、