こんにちは!
吹田で唯一の腰痛専門整体院‐CUBISM‐
院長のSUGURUです。
今日は、一般的なぎっくり腰の対処法のダメな点についてお話しします。
腰痛の85%は原因がはっきりしないというデータが出ていますが、ぎっくり腰もそれに準ずる部分があります。
その85%にあたるぎっくり腰は、きちんと対処すれば改善するものですし、再発も防ぐことが可能です。
ただ、的外れなことをしていては良くなるものも良くなりません。
・一般的なぎっくり腰の対処法
病院や整骨院で一般的に行われていることは、痛み止めの薬やコルセットの処方、電気治療などの物理療法だと思います。
とりあえず、痛みが引くまで様子を見ましょうといったスタンスがほとんどではないでしょうか。
しかし、痛み止めでも直ぐには治まらず、普通に動けるようになるまで時間がかかります。
コルセットも同様で、装着したからといって痛みが緩和して直ぐに動けるようにはなりません。
電気治療などの物理療法に関しては、悪化することすらありますので気をつけた方がいいと思います。
どうして気をつけた方がいいのかというと、治療中の姿勢です。
多くの場合、ベッドにうつぶせになって電気治療などを受けることになりますが、このうつぶせ姿勢に悪化させるリスクがあります。
ぎっくり腰でうつぶせの姿勢を取ること自体大変なのに、その姿勢を10分~15分取り続けると起き上がろうとしても痛くて起き上がれなくなります。
事実、病院勤務していた時代に起き上がれなくて、悲鳴とともにベッドから抱えあげられる患者さんをたくさん見てきました。
せっかく治しに病院や整骨院に来たはずなのに、ぎっくり腰が来る前より悪化してしまうなんてことになります。
とてもリスキーですよね。
なので、一般的には「とりあえず様子をみましょう」ということになってしまうのです。
でも患者さん側からしたら、今このぎっくり腰の痛みの何とかしてほしいと思うのが普通です。
痛すぎて動けないから困ってるのであって、様子をみてられるほど余裕はないと思います。
・ぎっくり腰は身体の歪みや疲労の慢性化が引き起こした結果⁉
ぎっくり腰というと急性腰痛との認識があると思います。
しかし決して急に偶然によって、ぎっくり腰になったわけではありません。
実はぎっくり腰というのは、毎日の少しづつの体の歪みや疲労が蓄積していった結果の表れなのです。
つまり、ぎっくり腰は慢性腰痛といっても可笑しくないと思います。
強烈な激痛が走るのは、最後の引き金を引いたときであって、その前からカウントダウンは始まっているわけです。
・ぎっくり腰だから腰の施術だけするのは間違い⁉
腰痛全般に言えることですが、腰痛の原因は人によっていろいろで、原因も1つとは限りません。
また、痛みの感じている場所に問題がないことも多く、症状が出ている場所とは離れたところに問題があったなんてことはざらにあります。
それはぎっくり腰も同様です。
原因部位が違えば、激痛を感じている部分をいくら治療しても痛みは引きません。
それどころか悪化することさえあります。
特にぎっくり腰は問題が複雑化している可能性が高いので、慎重に対処する必要があります。
複雑化しているというのは、全身の各部分に原因が認められるということです。
当院では、ぎっくり腰でも首の調整から入る場合もありますし、足から調整する場合もあります。
もっというと、激痛のある腰に一切触れることなく、症状が取り除かれることもあります。
結局のところ何が言いたいのかというと、「名前に惑わされるな!」です。
どうしても、ぎっくり腰という名前に引っ張られて、激痛のある腰に問題があると勘違いしてしまいます。
しかし、名前はあくまでもその状態を表した言葉だと思ってもらう方がいいでしょう。
似たような例で、五十肩があります。
五十肩も症状に肩の痛みがありますが、原因は人によって違います。
首の調整で痛みが引くこともありますし、腰の調整が必要な場合もあります。
だから、名前に惑わされて「自分はぎっくり腰だから絶対腰が悪いんだ!」と固執した考えにならないようにしましょう。
・まとめ
もし今、あなたがぎっくり腰を繰り返していて悩んでいるとしたら、この3つの事を肝に命じて下さい。
■痛み止めやコルセットでは根本解決にはならない
■ぎっくり腰は身体の歪みや疲労が蓄積した結果
■ぎっくり腰という名前に固執して惑わされない
以上のことをしっかりとふまえて、ぎっくり腰の治療に望むといいでしょう。
ぎっくり腰はクセになって再発を繰り返しますので、早めの根本的解決をオススメします。