こんにちは!
吹田で唯一の腰痛専門整体‐CUBISM‐
院長のSUGURUです。
今日は、家庭で指圧やマッサージを行う人のために正しい方法についてお話しするので参考にして下さい。
指圧やマッサージをやり初めた人がよく言うのが、「指や手、腕まで痛くなってキツい!」です。
素人で家族のために指圧やマッサージしようとしてこうなるのはよくあることかもしれませんが、実はプロでも指や手を痛める人は多いんです。
プロで指や手を痛める人は、技術を教える学校やセミナーで誤った考えや方法を習った人です。
例えば、指や手が痛いのを我慢して続けて練習すれば強くなって痛めなくなるといった教えです。
こういった指や手を痛めるやり方は、人間の自然な動きとは相いれないムリが生じてしまうので良い教えとは言えません。
まず指圧やマッサージをする時に、指や手先に意識を集中させ過ぎてしまうと必要以上に力が入ってしまい、体全体の動きとうまく協調できなくなります。
そうすると、体は疲れやすくなり、手や指が痛くなるだけでなく、腕や肩、そして首までコってしまう結果になります。
なので初めは、できるだけ指や手に意識が集中し過ぎないよう体全体を使って指圧やマッサージをするといいでしょう。
指圧やマッサージで指や手を痛めるのも、手先に意識がいき力を入れすぎるからであって、これを改めない限りはいくら指を鍛えても一向に上達しません。
ずっと無駄な力を使い続けて自分自身の体が壊れていくだけです。
指圧にしろマッサージにしろ、指や手を使う行為ではありますが日常の動作だと変わりません。
昔のロボットみたいに指や手だけ独立して動かしているのではなく、体全体を使った日常何気なく行う動作と同じだと考えてください。
普段ふつうに行っている掴むとか握るとか押すといった自然な動作と同じようにするのがコツですね。
指圧やマッサージというと、特に親指に力を入れることが多いと思います。
この親指に力を入れるときに、他の四本の指を遊ばせていませんか?
「親指で押すんだから、他の指は関係ないだろ?」とお思いの方もいらっしゃるかもしれません。
しかしこのような指の使い方をすると、いくら力の強い指でもすぐに疲れてしまいますし、指自体が変形してきます。
これは無理のある不自然な体の使い方であるために起こることですので、親指だけを単独で使って他の四本の指を遊ばせる方法は止めた方がいいでしょう。
どんな場合でも手指は全体が協同して動くようになっているので、これに反した使い方には無理があり良くないわけです。
だから単独で指先に力を入れないで、体全体で体重をかけるようにすると、協調性が取れてうまく力が伝わります。
技術的なことをここではお話ししませんが、親指以外の他の指をうまく使えば、無理がなく指を痛めない指圧やマッサージが可能です。
わざわざ苦労して指を酷使する必要もないんです。
まず第一に力任せに押されたり、痛いのを我慢して無理にマッサージされても相手の体は緩みません。
それよか反対に不快に感じてしまい、緊張してほぐれなくなります。
そのようなことでは結局のところ相手も良くなりませんし、自分自身も壊れて良いことはひとつもありません。
相手にも自分にも優しい体の使い方を覚えましょう。
じゃあ、具体的にどう押したらいいのか?
詳しいことを言葉で全て伝えるのは難しいので、簡単な秘訣をお伝えします。
それは…
「指先や手先で押さず、肘から押すようにすること」
え?そんなことと思うかもしれませんがやってみると違いが分かると思います。
それと体は楽でリラックスした姿勢を心がけてくださいね。
そうすれば、いつもよりも楽に指圧したりマッサージできるはずです。
小手先の技術ばかり習っても知識が増えるだけで、本当の意味で相手の体を気持ちよく緩めてあげることはできません。
指圧やマッサージの極意は小手先の技術にはなく、いかに自分自身が自然体な動きで押せるかです。
このことを意識して指圧やマッサージをしてみてください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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