こんにちは。
吹田で唯一の腰痛専門整体‐CUBISM‐
院長のSUGURUです。
今日は頭痛についてお話していきましょう。
■頭痛の原因は頭部にはない?
頭痛で病院に行くと緊張性頭痛、頸椎原性頭痛、群発性頭痛、片頭痛などの診断名がついたりします。
痛み止めの薬を処方されるので、頭痛は神経の痛みのようなイメージを持たれていると思います。
しかし実際は筋のトリガーポイントの痛みであることが少なくありません。
それと頭痛の原因が以外に頭部にあることは少ないのです。
ちょっと驚きですよね。
実は多くの頭痛は、首、あご、上背部の筋のトリガーポイントから誘発された関連痛だったりします。
なんで頭部以外の場所が原因で頭痛が起こるの?と思うかもしれませんが、人間の体は不思議なもので体の各部分でネットワークを持っていて様々な関係性を築いています。
だから上背部の問題が頭痛を引き起こしたとしても全く変なことではありません。
話を戻しますが、多くの頭痛で特に慢性頭痛になっていると思われているのが上背部にある僧帽筋です。
僧帽筋は肩の動きとも関係が深いですが、頭痛や首の痛みとも関係は深い筋肉です。
特にその僧帽筋の中でも首の付け根の皮膚の下にある上部線維に問題が存在していることが多々あります。
この部分は指でつまむと硬いしこりのようなものを感じることが多く、ぎゅっと刺激するとこめかみに痛みを誘発させたりします。
他にも目の奥に痛みが誘発されたり、側頭部、あご、耳の後ろなどに痛みを誘発させることもあります。
一度あなたも触って確かめてみるといいでしょう。
結構、多くの人が硬くなっているので実感できると思います。
ひどい人ではめまいが起きたりもするので早く治しておきたいところでもあります。
もちろん僧帽筋の上部線維にある筋のトリガーポイントだけが単独で問題を起こしているという単純な問題ではなく、他の筋の問題も当然絡んではいますが、それでも最重要な問題ということに変わりありません。
実際に僧帽筋をうまく緩めてあげると頭痛が軽くなった何てことはよくあることです。
■なぜ僧帽筋上部に問題が起きるのか?
ここまでの話で頭痛の原因が実は頭部にはなく、首や上背部など離れた場所、特に僧帽筋に原因があることを知っていただけと思います。
では次に、なぜ僧帽筋に問題が起きるのか、その原因について考えていきましょう。
僧帽筋上部は、頭を下げたり横を向いたりと動く時に、頭と首の重みを支える役割を担っています。
だから座っている時に前かがみになっていたり、下ばかり向いている悪い姿勢が続くと僧帽筋上部に大きな負担がかかってしまいます。
このような負担が僧帽筋のトリガーポイントを形成する原因になります。
猫背の人なんかも、僧帽筋に不必要な負担をかけている例として挙げられます。
そもそもこういった悪い姿勢で僧帽筋を酷使することになるのには、現代の生活スタイルが大きく影響していると考えられます。
1日の坐位での長時間のデスクワーク、パソコン作業、スマホなど挙げればきりがありません。
これらすべては体を緊張させて筋肉に大きな負担をかけます。
現代人はその負担をリセットさせるための運動をほとんどしなくなったので溜まっていく一方です。
だから実際、悪循環のループに入ってしまいなかなか治りにくい人が大多数です。
あと女性特有の原因としては、乳房の大きい女性はその重さを支えるために僧帽筋に負担がかかってしまいトリガーポイントが形成されやすくなります。
生活習慣の問題とは違うためヒドく慢性化している人が多いのも特徴です。
■僧帽筋を治療して頭痛を和らげよう
最後に、頭痛を引き起こす僧帽筋上部のトリガーポイントを治療する方法をお話して終わりにしましょう。
僧帽筋上部のトリガーポイントは、首の付け根の皮膚のすぐ下に存在するので、つまむように探せば比較的簡単に見つけることができます。
上手く刺激することができれば、頭痛が誘発されたり、痛みが強くなったりすることがあるので症状と関連していることが認識できると思います。
そして、その筋のトリガーポイントを丁寧に緩めて改善することができれば頭痛の症状が軽減することを実感できるでしょう。
実際に慢性化した僧帽筋を治療するとなると結構大変だと思いますが、根気よく丁寧に治療していけばきっと道は開けます。
とは言うものの自分の指で治療していくのは至難の業です。
指や腕、肩がとても疲れます。
余計に僧帽筋が緊張してしまうかもしれません。
だから上手くマッサージグッズを使ってリラックスした形で治療していきましょう。
今は東急ハンズやロフト、通販で簡単に使いやすいものが手に入る時代なので買って試してみて下さい。
もちろん自分以外の他の人に治療してもらうのもOKです。
自信がない人はその方がいいかもしれませんね。
とにかく根気によく丁寧に治療していきましょう。
頭痛って薬を飲むしか痛みを和らげることができないと思っていた方も多かったのではないでしょうか。
決してそんなことはありません。
逆に薬では根本の解決にはならないことも多く、だましだましになってしまい慢性化の一途をたどってしまうでしょう。
まずは知って下さい。
「症状」があるところに必ずしも「原因」があるとは限らないことを。
おしまい。