もうすぐハロウィンですね。
去年、患者様から仮装とコスプレは違うものでハロウィンは仮装だと教えてもらったことを思い出します。
どうも、すぐるです!
テレビや本で腰痛治療のゴッドハンドや神業みたいなタイトルをよく目にしますよね?
内容を見てみるとゴッドハンドだからとか、神業だから治せるみたいな印象を受けます。
逆に言うと「ゴッドハンドじゃないと治せませんよ!」と言ってるようにも聞こえます。
では実際にゴッドハンドじゃないと腰痛は改善しないのでしょうか?
いいえ。
ゴッドハンドじゃなくても腰痛は改善します!!
断言できます!
事実、ぼくはゴッドハンドではありませんが今までたくさん患者様の腰痛を改善させることに成功しています。
そんなぼくが言うのだから間違いありません。
正直、ゴッドハンドや神業と言われている方達の特徴は「たったこれだけ治療すれば改善します!」みたいな極端なのが多いです。
例えば、「骨盤を触るだけで治します」や「足首を調整すれば全部治ります」のようなもの。
確かにインパクトはありますが、実際の臨床ではそう簡単にはいきません。
そもそも治療部位が固定で決まっていること自体が不自然です。
個々それぞれ腰痛の原因が必ずあります。
もちろん問題の原因になりやすい部位というものは当然ありますが、全てをその部位で治療するのは無理があります。
まあそれができるからゴッドハンドや神業と呼ばれるんでしょうけどね(笑)
ぼくには無理なので残念ながらゴッドハンドではないです。
ゴッドハンドではないですがちゃんと腰痛を改善してますよ。
だからゴッドハンドじゃないと腰痛を改善できないってわけではありません。
地味ですがきちんと問診や触診、視診を丁寧にやれば腰痛の原因を探しだすことができます。
これは腰痛以外にも言えることです。
腰痛治療で大事なことは、痛みを起こしている原因を探して丁寧に時間をかけて施術すること。
結果的に腰痛が改善するのであれば神業のような派手なテクニックでなくてもいいんです。
実際にぼくがやってる施術は押したり引っ張ったりと地味です。
一発で決めるような派手なテクニックはありません。
でもちゃんと腰痛は改善します。
不治の病ってわけではないですからね。(※例外もあります)
腰痛が不治の病でそれを治せるならゴッドハンドかもしれません。
でも違いますからね。
腰痛はどちらかというと国民病的なところがあります。
誰しもが一度は経験する可能性があります。
だから不治の病では困るんです。
ちゃんと改善できるものでないとダメです。
一生腰痛持ちなんて言って諦める必要は全くありません。
自信を持って腰痛を克服しましょう!
と、話を終えたいところですが…
「じゃあなんで近所の病院や整骨院に行っても腰痛が改善ないんだよ!」という声が聞こえてきそうですね。
その意見はごもっともです。
実際にぼくの元に来られる方は別のところで腰痛治療を受けてきた人がほとんどです。
ではなぜ腰痛を改善できるところとできないところがあるのか?
その答えはカンタン。
ひとりひとり患者様に十分な時間を使って丁寧な評価と施術をしているか、していないかだけです。
ほとんどの病院や整骨院ではひとりの患者様にかける時間がとても短くなっています。
これは保険診療という枠の中でやるので仕方のないことではあります。
どうしても短い時間の中で評価から施術までを行うのでマニュアル的になりやすい。
典型的なのが、患者様が痛いと訴えている部位にマッサージしたり電気を当てて終わりといったもの。
これではダメです。
必ずしも痛みを感じている部位に腰痛の原因があるとは限りません。
関連痛といった痛みが生じている部位から離れた部位が原因になって影響している可能性も十分あります。
それを探して取り除くのが腰痛治療です。
これを時間が無いからと横着して適当に痛い部位だけ施術してもダメでしょう。
地味だけど時間をかけて丁寧に原因を突き止めるしか方法はありません。
魔法のようなコレやっとけば大丈夫みたいなものは残念ながら存在しません。
結局は地味なことを丁寧にコツコツとやるしかないと思います。
ぼくはそうやって腰痛を改善させてきました。
だからゴッドハンドでなくても腰痛は改善できると断言できるわけです。
どうでしたか?少しは納得できましたか?
テレビや雑誌で有名なゴッドハンドもしくは神業と言われる人に診てもらうには何か月待ちだとか噂を聞きます。
それが本当だとしたら一回で治してもらわないと大変ですよね。
もし一回で治らなくて、次回が何か月も先だとキツイでしょう。
実際に一回で完璧に治る腰痛なんて極少ないですから。
腰痛治療で大切なのは計画性を持って行なうことです。
ダラダラとやっても仕方ありません。
再発しないためにも週1回または週2回で3ヶ月くらいを目安にするといいでしょう。
重症化している場合はそれ以上になる場合もありますが、大体それくらいが目安です。
参考にしてみてください。
では、また。
追伸
ここからは少し裏話になります。
ぼくも昔はゴッドハンドや神業と言われた先生のセミナーや研修会に参加したことがあります。
そこではデモンストレーションとして参加者の中から一人選んで治療するといったことがありました。
その時はぼくも若かったので単純に「すごいなー!あの先生みたいなテクニックさえあれば百戦錬磨やな!」と思っていました。
でも実際はそのテクニックだけでは腰痛は改善できず、直ぐに壁にぶち当たりました。
何故うまくいかないのか?
そこでゴッドハンドと言われる先生のことをよく調べてみました。
するとその先生は普段ほとんど患者さんを診ていないことが分かりました。
つまり実践的ではなかったのです。
デモンストレーションはあくまで健常人ですし、痛みが改善したわけではありませんでした。
本当に困っている腰痛を改善したわけではありません。
もちろん本物の患者さんを治療するというデモンストレーションも見たことがあります。
でも納得できるものではまったくありませんでした。
言い方が荒いかもしれませんが、巷でゴッドハンドなどと言われている先生で完璧に腰痛を改善できている人を見たことがありません。
名前だけ売れている人が多いような気がします。
逆に全然有名ではないけど腰痛をバンバン改善させている治療家も知っています。
結論として言いたいのが、「そもそも腰痛治療にゴッドハンドなんて必要ないんじゃないの?」ってことです。
ゴッドハンドの先生、すみません。
では。