もう完全に冬の寒さですね。
体が冷えきる前に湯舟に浸かって体の芯まで温めましょう。
どうも、すぐるです。
最近、食べ物系の記事に偏っていたので今日は少し専門的な記事にしたいと思います。
ズバリ!!!多くの患者様が疑問に思っていること!!
「骨盤矯正って結局どういうことなん?」
整体や整骨院の看板でよく目にする『骨盤矯正』。
なんとなしに骨盤矯正を受けている方も多いと思いますが、実際のところ骨盤を矯正するってことを本当に理解している人は少ないでしょう。
そこで今日は「骨盤矯正」について優しく解説していきたいと思います。
これを知れば明日から骨盤矯正に関しての考え方が変わるかも!?
そもそも骨盤は動かない?
冒頭からいきなりですがぶっちゃけていきます。
実は医学書なんかでは骨盤の関節である「仙腸関節」は動かないとされています。
あれ?って思いませんか?
「動かないのに矯正するってどういうこと?」
「動かないなら歪むのおかしくない?」って。
多くの整体や整骨院などでは「骨盤矯正やってます!」と看板が出てたり、雑誌なんかでも「骨盤矯正」が特集されたりしてますよね。
骨盤矯正を受けた人は分かると思いますが、先生が「骨盤がこう歪んでるからこっちに矯正します!」みたいに説明を受けるでしょう。
でも実際は医学書で骨盤の関節は動かないとされているので矛盾してますよね。
じゃあ本当のところはどうなんでしょうか?
「動くのか、動かないのか」
どっちが正しいの?
骨盤は動くけど数ミリの世界!?
実は動くか動かないかについてはまだハッキリしていないところがたくさんあって真実はわかりません。
ですが最近、骨盤の関節である「仙腸関節」が実はわずかに動いているという研究もあるそうです。
昔と今では研究環境も違うのでより精密になって昔分からなかったことが今は分かってきたのかもしれません。
しかし勘違いしてはいけないのが、骨盤が動くといっても目に見えるような大きな動きではないですよ。
実際は数ミリ程度の動きです。
「なんだ数ミリしか動いてないんじゃ動いてないのと一緒じゃないか!体に大した影響はないのでは?」
と、思われるかもしれませんが侮ってはいけません。
この数ミリという動きでも、動きが悪くなったり、制限されたりすると体に大きな影響を及ぼします。
例えば強い痛みを起こしたり等。
だから腰痛の原因の一つとしても十分考えられるわけです。
じゃあやっぱり骨盤矯正は必要?
原因によって骨盤矯正が必要な人と必要でない人には当然分かれてくると思います。
なので骨盤の関節である「仙腸関節」の動きが悪くて、腰痛の原因などの痛みの原因になっているのであれば当然、骨盤の動きを矯正して改善することは必要になるでしょう。
ただ、一般的に認識されているボキボキ、バキバキするような「骨盤矯正」が必ずしも必要であるかは疑問です。
実際、AKAのようなソフトな軽い力で行う技術でも十分動きが改善されて良くなるので無理に強い力を加える必要はないでしょう。
この辺は患者様の好みなどもあるかもしれませんので、十分に理解されて施術を受けられるといいと思いますよ。
ちなみにぼく個人はボキボキ、バキバキといった強い力は使わないで施術するAKAで仙腸関節の動きを改善できているのでソフトな方法を使っています。
産後は骨盤矯正は必要なの?
『産後の骨盤矯正』
これもよく見たり聞いたりしますよね。
雑誌の特集なんかもよく組まれています。
じゃあやっぱり必要なのか、と思いがちですがちょっと待ってください!
勘違いしてはダメなのが、産後に必ず骨盤矯正が必要というわけではありません。
子どもを産むイコール骨盤の動きが悪くなるわけではなく、基本的に問題なく戻ります。
骨盤矯正を受けようと思うには腰痛など何かしらの症状があってのことだと思いますが、それらの原因はなにも骨盤だけとは限りません。
他にも改善する必要がある部位はたくさん考えられます。
だから絶対に産後の問題は「骨盤矯正」ってわけではないんですよ。
大事なのは全身のバランスであり調和。
骨盤だけが重要なのではありません。
よく患者様の体の状態を調べずにいきなり「骨盤矯正」をする整体院がありますが、これは大変危険。
骨盤の動きに問題ないのに矯正してしまうと逆に体を悪くしてしまう可能性もあります。
「産後の骨盤矯正コース」みたいなのには十分に注意しましょう。
まとめ
- 医学書では骨盤は動かないとされているが、最近骨盤が数ミリ動くことが分かってきた。
- 骨盤の動きを改善するのに必ずしもボキボキ、バキバキする必要はない。
- 子どもを産むと骨盤の動きが悪くなって歪むわけではない。
- 産後の骨盤矯正は誰しも必要なものではない。
- 大事なのは全身のバランスと調和