どうも、すぐるです。
最近は出張整体に行く機会があって、大変良い経験ができています。
今回は、「痛みの改善って」話というより、「身体を動けるようにしてって」話。
自分の整体院で施術するのとは違って、クライアント様のご自宅での施術となるのでいろいろ工夫してやってます。
しかもそれがけっこう面白くて、思考をフル回転させています。
クライアント様の生活動線に合わせた住宅環境の整備について現場で考えるのはとても新鮮ですね。
ただ、あくまでも僕は治療家ですから「手すり」を付けて動作が楽になったからOKというわけにはいきません。
杖を処方したらそれで終わりってことにはなりません。
物や道具に頼ることは別に悪いことではありません。
むしろ物や道具によって助けられる機会はたくさんあります。
ただ、物や道具を過信して頼り過ぎるのがよくないのです。
物や道具といったものはいつもどの環境でも同じように使えるとは限りません。
状況的に頼れないってなると、最後に頼れるのは自分自身の身体。
いかにクライアント様が自分自身の身体能力を使って安全に動作を遂行できるようになるか。
それをできるようにするのが僕の仕事。
高齢の方でもうまくやれば身体能力は今よりもアップするのは経験済み。
諦めるにはまだ早いってことですね。
ちなみに介護保険下の訪問リハではあまりその辺をしっかりやる感じではなさそう。
どちらかというと維持が目的のように思います。
しかも道具や環境設備で下がった身体能力を補うのが主。
それでは本当の意味で維持になっているのか疑問が残るところですが…
まあ、その辺はクライアント様やご家族の求めるものによって違うので、どちらが良い悪いってことはないでしょうけど。
あくまでも僕の立場は治療家ですので、クライアント様の身体能力を向上させて自力でできることを増やしてもらおうと思います。
他とは違った考えかもしれませんが、1人くらいそんな治療家がいてもいいでしょう。
ではこれからも独自路線で邁進してまいります!!!