どうも、スグルです。
不意にやってくる激痛ほど嫌なものはありません。
その中でも「夜中のこむら返り」は有名で多くの人が経験していると思います。
対処法としてふくらはぎのストレッチが有名ですが、ここではこむら返りの臨床上で重要な「大腰筋」という腹部にある筋肉についてお話していきます。
夜中のこむら返りには『大腰筋』をほぐしてみましょう
こむら返りといえば「ふくらはぎ」だと思います。
事実、ふくらはぎの筋肉にトリガーポイントが形成されているパターンが多いです。
なので、ふくらはぎの筋肉への対処は必要です。
ただ、それだけでは不十分です。
治療時にはお腹付近にある大腰筋にもアプローチしないと上手く改善しないことがわかっています。
なぜ大腰筋なのか?
理由はこうです。
実は腸腰筋(大腰筋)に問題が起きると、近くにある鼠径靭帯の下を通る血管裂孔を圧迫して脚に血液が流れにくくなります。
それによって冷え性にもなりやすく、こむら返りも起きやすくなります。
大腰筋が硬く凝るのは長時間のデスクワークが関係している
長時間デスクワークなどで座っていると、腸腰筋(大腰筋)は短縮状態が続き硬くなります。
立ったり歩くことで伸ばされますが、姿勢が悪かったり、同時にお尻の筋肉が硬くなったりしていると十分伸ばせなくなります。
そんな状態が長期間続くと腸腰筋(大腰筋)は硬く短縮した伸びない状態になり、トリガーポイントが形成されます。
そして上記でも書いたように、近くにある鼠径靭帯の下を通る血管裂孔を圧迫して脚に血液が流れにくくなります。
長時間の座位姿勢は私たちの身体の多くの部分を壊します。
腸腰筋(大腰筋)の問題はその一部分にしか過ぎません。
なので長時間のデスクワークが習慣の方は、できるだけこまめに立ったり歩いたりしましょう。
できるならウォーキングや体操などしっかりした運動をしましょう。
何もしないは一番ダメです。
不治の病とかではないので、適切な対策を取れば少しづつ体は改善していきます。
長時間のデスクワークが当てはまる方は今すぐ対策です!
水分摂取の多い方は摂取量のコントロールが必要です
夜中のこむら返りは夏場に多いといわれています。
その理由は、喉の渇く夏場は水分摂取する機会が多く、そうなるとお腹はパンパンに張ってしまい、仰向けで寝るとお腹が圧迫されます。
そうすると凝っている腸腰筋(大腰筋)の圧迫が強くなり、鼠経靭帯の下を通る血管裂孔を圧迫して循環が悪くなって夜中にこむら返りを起こします。
ただこれは夏場に多いというだけで、冬場でも同じような機会はあります。
それが12月の忘年会シーズンです。
忘年会ではビールなどのお酒を大量に摂取する機会が多くなります。
気が緩みがちな忘年会ですが、飲む量はある程度コントロールしましょう。
まとめ
最後にまとめ。
・夜中のこむら返りは「大腰筋」が関係している。
・長時間のデスクワークで「大腰筋」が硬く凝ってしまう。
・水分の摂取量には要注意。
さあ、運動や体操で固く鈍った体をほぐしたら忘年会へGO!